「相思相愛」の名門ユーベとの交渉は暗礁に 移籍金54億超えの鈴木彩艶を巡る“狂想”の行方は役割不透明なパリSGで決着か「すぐにレンタルさせるという選択肢も」
もっとも、鈴木の意志は以前から明白だ。現地時間7月12日に地元紙『Gazzetta di Parma』の取材に応じていたパルマのフェデリコ・チェルビーニCEOは、本人の言葉を代弁するかのように「ザイオンはパルマに来た時からイタリアで2年間、『真剣に修行がしたい』と言っていた」と熱弁。ステップアップの可能性を次のように論じていた。
「彼自身がチャンピオンズリーグのようなレベルの高い舞台に出場することを望んでいることも我々は知っている。個人的には、イタリア国内よりも、海外移籍の方が可能性は高いと思っている」
となれば、有力となるのは、交渉が複数の海外メディアで報じられているパリSGか。しかし、同クラブはロシア代表GKマトベイ・サフォノフが正守護神を務めており、レギュラーポジションが確約されているわけではない。そこがネックだ。
世界各国の移籍情報を日夜発信している『Tutto Mercat』は、豊富な資金力を持つパリSGが「他クラブを条件面で出し抜くことは容易だ」と指摘。最低でも3500万ユーロ(約63億5043万円)は提示できるとした上で、「今のチームにはトップ水準のGKがおり、スズキとの契約は目先のテコ入れというよりは将来的な投資という意味合いが強い。彼らにはさらなる成長を促すために他チームにレンタル移籍させるという選択肢すらある」と分析している。
正GKとしての機会が準備されているユベントスか、条件面で申し分ないものの、チャンスが限定的となるパリSGか、はたまた世界有数の競争力を誇るプレミアリーグクラブか。鈴木が今夏にどのような決断を下すかは実に興味深いものとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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