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【現地発】ブラジル戦で考えておきたい延長・PK戦…正守護神の鈴木彩艶を支える「GK陣の絆」が“3度目の正直”へ導くか【W杯】

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 PK戦が始まることについて、26日にナッシュビルでトレーニングを行ったGK早川友基に聞くと、こんな話をしていた。

「練習でやっているんで、相手の分析だったりはしていますね。データも頭に入れています。PKに対する苦手意識はないですね。(相手の蹴る方向を)決めて止めればいいから、本当に単純かなと思うので」と彼は非常にポジティブな考えを示したのだ。

 そのシンプルな考え方は正守護神・鈴木彩艶、もう1人の控えGK大迫敬介にも通じるものなのだろう。彼らを統率する下田崇GKコーチは「彼ら3人は年齢が近く、友だちのように意見をストレートに言い合えるいい関係性を築いている」と評したことがあったが、彼ら3人はさまざまなことを共有し、取り組んでいて、強い絆で結ばれている。その結束力があるからこそ、何も動じることはないのだろう。

 実際、今大会の鈴木の好パフォーマンスは目を引くものがある。スウェーデン戦後半アディショナルタイムの2本のスーパーセーブにも象徴されるが、鈴木の存在があってこそ、日本はグループリーグで勝ち点5を取れた。その安心感は絶大だ。彼が堂々と自信を持ってプレーできるのも、大迫と早川との信頼関係に支えられている部分が大なのだ。

「常に僕たちも出る準備をしているし、自分たちがいい意味で彩艶に危機感を与えるパフォーマンスをすることが、彩艶にとって一番の刺激になるし、彼のパフォーマンスを引き上げることにつながると思います。そういう意味で、大事なのは、自分たちが今できるベストなパフォーマンスを発揮すべく集中すること。それが一番重要なんです」と大迫も強調していた。

 今後の延長・PK戦も3人のユニットで乗り越えていければ理想的。ピッチに立つのは鈴木だが、つねに一緒に戦っている同士がいることを我々は改めて脳裏に焼き付けておくべきだろう。

[取材·文:元川悦子]

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