W杯メンバー20人の”継続路線”も松木、齋藤ら新戦力4人を抜擢 「アジアカップ制覇」と「若返り」の両にらみで森保ジャパンが再始動
名波浩、中村俊輔、長谷部誠コーチら指導スタッフもW杯までと全く同じということで、既存の体制を維持しつつ、さらなる成長を図っていこうという森保監督の狙いは明確だ。そうした中、現主力を追い越して突き抜けていく若い世代の人材が数多く出てこないと、日本代表が次の2030年W杯で32強以上の高い領域に到達するのは難しい。
それは森保監督もよく理解している点だ。
「レギュラー組を超えていないまでも、これからつかみ取ろうとしている選手の力が拮抗してきたら、できるだけ若手の起用にトライしたい。最終的にアジアカップでベストを選んでいくということをやっていきたいと思います」とも指揮官は強調した。今回チャンスが与えられるであろう佐野航大や松木、齋藤、佐藤らが持てる力を思う存分発揮し、「自分が定位置を奪い取ってやる」というくらいの鼻息の荒さを示して、主力組に危機感を与えてくれれば理想的だ。
実際、9・10月のIWは9月24日のウルグアイ戦(宮城)を皮切りに、28日のベネズエラ戦(広島)、10月1日のエクアドル戦(横浜)、5日にパナマ、もしくはニュージーランド戦(東京・国立)の4試合が組まれている。これまでの9・10月シリーズが一体化した分、活動日数も多くなっている。
普段より選手数が多いのはそういう事情からだが、その分、新たなメンバーにもチャンスが広がっているということでもある。W杯落選の憂き目に遭った安藤智哉(ザンクトパウリ)、相馬勇紀(町田)、1年3か月ぶりの復帰となる熊坂光希(柏)らも含め、このチャンスを逃す手はない。2026年W杯で感じられた停滞感を打破するようなロケットスタートを今回の4試合では強く期待したいものである。
[文:元川悦子]
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