【多様な働き方を研究するコラム】「ポイントカードはお持ちですか?」をめぐる論争

タグ: , 2019/11/10

■職場のグローバルスタンダードに向けて

忖度しあうことでおかしなコミュニケーションになってしまい、それがお客さんと店員さん双方のストレスになってしまう。笑えないジョークのような話ですが、おもてなしの国であるがゆえのジレンマともいえるのでしょうか。

しかも、これから外国人労働者が店頭に立つことも増えてくる中、こういった日本独特の忖度コミュニケーションの成立は至難の技です。

先般取材の機会がありお会いしたベトナム人留学生は、「全然オッケー!」という語法にすごく混乱していまいた。本国で勉強してきた日本語と用法が逆だからです。

でいくと

「Do you have a POINTCARD?」
「No problem」
「Sorry about that」

英語にしてみると余計違和感がありますし、このやりとりは外国から来た労働者には、もはや意味不明でしょう。そういった意味では、来るべきグローバルコミュニケーションを前提にして、職場の言葉遣いを考えていくことも重要になってきます。逆に、過剰な忖度言葉の乱用が落ち着くかもしれません。

[記事提供:ツナグ働き方研究所(https://tsuna-ken.com/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

平賀充記(ひらが・あつのり)

ツナグ働き方研究所 所長
1988年リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)に入社。「FromA」「FromA_NAVI」「タウンワーク」「とらばーゆ」「ガテン」などリクルートの主要求人媒体の全国統括編集長を歴任。 2014年株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役に就任。2015年ツナグ働き方研究所を設立、所長に就任。2019年よりツナググループ・ホールディングス エグゼクティブフェロー就任。著書に『非正規って言うな!』『サービス業の正しい働き方改革・アルバイトが辞めない職場の作り方』(クロスメディアマーケティング)、『パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド』(かんき出版)、『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』(アスコム)。

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