原巨人 9月に入って未だ連勝なし 越えるべき「2つの壁」とは

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 象徴とされるのは9日のDeNA戦(横浜スタジアム)だ。初回にオースティン、宮崎の2打席連続本塁打を浴びて3点を失うも、2―5の9回に抑えの三嶋を攻めたて、吉川、岡本和、丸の適時打で5―5の同点に持ち込んだ試合。同試合では不振の丸が26打席ぶりに安打をマークしたことも話題となった。

 劇的な試合の翌日に反撃ムードを高めたいところだったが、翌10日の中日戦(東京ドーム)は1―10の大敗。先発の高橋が1番・京田に先頭打者弾を浴びるなど、試合を作れず。打線も相手エース・大野雄に沈黙となった。

 さらに15日のDeNA戦(東京ドーム)でも2点を追う9回に代打・八百坂の移籍後初安打で1点差に迫ると、最後は4番・岡本の犠飛で7―6の逆転に持ち込んだ。しかし次の試合となった17日のヤクルト戦(東京)を2―8と敗れるなど、波に乗れない状況が続いている。この状況を打開するのは簡単ではないが、一ついわれているのは「チームが苦戦しているときはラッキーボーイの存在も大事。たとえば15日のDeNA戦でヒーローとなった八百坂を継続して使うとか。何か流れを変えるために、きっかけはほしいですね」(同)。

 19日の阪神戦の先発はエース・菅野。甲子園での前回5日の試合は、5回までに6―0と大量リードを奪いながら、途中でキャプテンの坂本を交代させたことで起きた守乱なども響き、6―6と追いつかれたゲーム。原監督も試合後、自身の用兵の失敗を認めたが、この試合から流れが悪くなったともいわれている。悪い流れを断ち切る、エースの一発快投を期待したい。

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[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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