【WBC】宮崎合宿はダルビッシュ1人だけ、「直前合流の難しさ」伝える2017年青木宣親の苦悩

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 現行ルールでWBCに参加したメジャーリーガーは、過去に2017年大会のアストロズ・青木宣親(41)ただ1人。ではその青木のケースを追っていこう。

 青木はチームのフロリダ州キシミーでのキャンプから始動。米国で調整を重ねて、侍ジャパン合流は大会直前の3月2日だった。

 3日には阪神との強化試合にいきなり1番・中堅で出場。4打数1安打だった。試合前から円陣で声出しを担当し、若いチームの精神的支柱となるべく奮闘した。5日のオリックス戦は3番に打順を上げたが、4打数無安打。時差ボケもあったのだろう。休養日に若手に交じって志願の練習参加など重ねたが、突貫工事ではなかなか状態を上げられなかった。

 大会は7日に開幕。初戦キューバ戦は3番・中堅で出場。初回2死から二塁打で出場し、先制の生還で白星発進に導いた。だが、準決勝の米国戦は初回1死二塁の先制機に二ゴロに倒れるなど無安打。大会通算打率・182と低調に終わり、チームは敗退した。

「支えようと思っていたけど、支えられていたのは自分だったかもしれない。本当にいいチームだったと思うし、参加して良かったと思う」と振り返った青木。唯一のメジャーリーガーとして、外野陣にドジャースタジアムの特徴などをアドバイスするなど、果たした役割は小さくない。それでも調整、という点に関しては難しさが浮き彫りとなる直前合流だった。

 ダルビッシュを除く4人は、前回大会の青木同様に直前合流となる。日米間の長距離移動を短期間に2度迫られ、時差という巨大な壁も存在する。どこまで万全の状態で3月9日からの大会本番に臨めるか。技術面以上にコンディショニングが最重要視される2週間の大会期間となる。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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