波紋を広げる日本戦の弱腰采配 2度も追いつかれたオランダ智将の“戦略”を代表OBが非難「日本にヤマルがいるわけじゃない。全員で守る必要はなかった」【W杯】
日本戦で守備的な戦いを展開したオランダ。その戦術は今も波紋を呼んでいる(C)Getty Images
あえて守りに徹した策は正しかったのか――。“サッカー大国”でオランダでは、現地時間6月14日に行われた日本代表との北中米ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦で、母国代表の戦いぶりにフォーカスが当てられた。
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精鋭軍団が常に“リード”をする展開だった。スコアレスで迎えた50分に主将フィルジル・ファンダイクのヘディングで先制したオランダは、57分に同点とされるも、64分にクライセンシオ・サマービルのゴラッソで勝ち越し。最終的なボールポゼッション率60%という内容が示す通り、主導権を握りながら日本との差を広げていた。
ただ、2-1とふたたび1点差とした局面でチームは守勢に回った。70分に一気に3選手を入れ代えたロナルド・クーマン監督曰く「相手を過小評価している人が多い」と日本の挽回を警戒しての策だった。
しかし、結果的に指揮官のプランニングは裏目に……。右サイドでアクセントとなっていたコディ・ガクポらを下げ、自陣に5バック気味のブロックを敷いたオランダは、前線で起点を生み出せず。苦しい展開を余儀なくされた。
試合後にクーマン監督は「守備に徹したことは悪いとは思わない」と頑なだったが、国内では明らかな停滞ムードを生んだ戦術変更が、試合結果を左右したとする分析が尽きない。元オランダ代表DFのダリル・ヤンマートは、国内の放送局『NPO』の番組「Mixed Zone」において「試合がうまくいかなかったのは、クーマンの責任がある」と糾弾。百戦錬磨の指揮官が下した決断をシビアに論じた。
「僕には理解ができない。2-1とリードしていて、試合は難しい局面にあったのに、突然3人も選手交代させ、しかも、試合で最高の選手まで外してしまった。とくにサマービルは好調な選手の一人だったのに、彼をベンチに下げてしまうなんてね。正直言って、考えられないよ」












