衝撃ハットの真裏で起きた“疑惑の判定”でメッシは「退場になるべきだった」 元国際審判が“スター優遇”の現実を証言「VARすら見ないのは非常に奇妙」【W杯】
マンディとの接触プレーで批判を受けるメッシ。しかし、英雄に対するバッシングに国内メディアは黙っていなかった(C)Getty Images
アルゼンチン国内は「レッドカードに値しない」の声一色
劇的なハットトリックの裏で批判の的となっているメッシのファウル。しかし、彼の母国内では、「レッドカードには値しない」という分析が飛び交っている。
国内の大手スポーツ専門局『Tyc Sports』は「完璧だったアルジェリア戦で唯一物議を醸したのは、背番号10による踏みつけ行為だった。だが、それは無謀な行為ではあったが、深刻なラフプレーには当たらない」と力説。「静止画やスローモーションの両方の画像を見ると、明らかな反則行為であることがわかる」とした上で、単なるファウルに留めた審判の考えを推察している。
「メッシは、ボールを奪おうとした際に、すぐにスパイクを引っ込めて相手選手の怪我を避けようとしている。審判は、この時にプレーの激しさを中程度から低程度と判断し、レッドカードに値する無謀な行為ではないとみなしたのだろう」
また、同国の日刊紙『Infobae』は「多くのネットユーザーが『メッシがレッドカードに値する』と不満を述べたが、彼のタックルはレッドカードの対象となる基準を満たしていなかった」と論じ、やはりジャッジの正当性を訴えている。
「相手選手との接触はあったが、その接触は相手の身体的安全を脅かすほどの激しいものではなかった。また、強引な力の行使や、“重大なラフプレー”の基準に該当するような行為も認められなかった。ただ、極めて無謀な競り合いではあり、相手に及ぼすリスクは十分に考慮せずにプレーしているようには見える。ゆえに、メッシのプレーは、規則上の“無謀なプレーの定義”に完全に該当するため、審判はイエローカードを提示すべきだった」
たった一つのプレーが、世界的な論争を巻き起こす。今回の騒動は、ある意味でメッシの規格外のスター性を物語っていると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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