「主役は選手だ!」韓国BTS出演の豪華ショーで決勝ハーフタイムが30分に拡大 FIFAが国際サッカーの“原則無視”で波紋「自滅の危機に瀕している」【W杯】
様々な施策を今大会から導入しているインファンティーノ会長(C)Getty Images
ハイドレーションブレイクも「全く不必要」
ファンの価値観やサッカーのアイデンティではなく、興行の収益性を最重視するFIFAを問題視するバート記者の嘆きは止まらない。
今大会から導入された各ハーフの約半分となる22分前後に主審が試合を止め、選手が3分間で水分補給や短い休息を取る「ハイドレーションブレイク」についても「雨天時や気温が低い状況下で行われる試合が多く、実質的には宣伝のための休憩に過ぎない。全く不必要だった」と論じた。
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に対しても「傲慢なエゴを持ち、彼の金銭欲は満たされない」と断じたバート記者は、「このワールドカップは、最後の一滴まで収益を絞り出そうとする彼の決意が滲み出ている」と皮肉り、改めてハーフタイムショーが、サッカーというスポーツにおいて、いかに不要なものであるかを訴えた。
「FIFAは選手たちがハーフタイムショーによってどれだけ長い時間を待機させられるのか、そして、それが怪我、特に筋肉系のトラブルに繋がる可能性はもちろん、ウォーミングアップをし直す必要があるのかも、何も考慮していない。彼らは選手の健康状態を考慮する気がない。
常に主役であるべきなのは、ピッチ上で伝統のユニホーム、ショーツ、ソックス、サッカースパイクを身に着け、ゴールを目指してボールを蹴る選手たちだ。それだけで十分であり、サッカーはそれが全てだ。そうでなければ、サッカーはこれほど世界的に人気を誇る競技とはならなかっただろう。それ以外のことは、全てが人間の欲の表れであり、サッカーはFIFAによって自滅の危機に瀕している」
なお、「自滅の危機を招く」とされたFIFAはショーに出演するアーティストが着用した衣装などをオークションに出品予定で、その想定収益である約1億ドル(約162億円)を「FIFAグローバルシチズン教育基金」に充てる方針で動いている。
いずれにしても、サッカーの在り方を変えてしまうショーを実施するFIFA。彼らの決断への反発は必至だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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