スタバ神話の崩壊?!令和のアルバイト人気勢力図が激変!

タグ: , 2020/10/10

スタバ神話の崩壊

もうひとつが、カフェ人気の凋落。その代表格がスターバックスコーヒーです。昨年は1位。ここ数年上位に君臨してきたキラキラバイトの代名詞が、今年はなんと18位。ここ数年の出店加速戦略によって、さすがのスタバも特別感がキープできなくなってきた模様。

サードプレイスを標榜するスタバの店内は、ゆったりとした空気が流れています。大声でクレームを言うお客さんなんか見かけたことがありません。ノマドワークに勤しむビジネスパーソンも、心なしかマックユーザーが多くシュッとしている印象があります。

ところが、今回のインタビューでは「店舗が前ほどオシャレじゃない」とか「ベビーカーでやって来るママさんが多く、これじゃファミレスと変わらない」とか、大衆化したスタバに魅力を感じなくなったという声がたくさんあがりました。客層は、スタバブランドを維持する大きなファクターだったのです。

また中には、「『意識高い系』が集まった職場なので、自分が働くイメージが持てない」と、そのブランド力を揶揄される傾向も散見されました。

このあたりは、「目立ちすぎると仲間はずれにされる」的な最近の若者意識が反映されていそうです。それにしても、一斉にスタバの魔法が解けたかのようでした。

100円均一の躍進、小売業で一人負けのコンビニ等、職場の魅力の変遷について語るべきはまだまだありますが、それは次回に譲るとします。

いずれにせよ、今回のアルバイトブランドの勢力図の変化から、働き手の志向の変化には、その業界のビジネスモデル、あるいは企業の戦略が大きく反映されているのだ、と改めて気づかされた次第でした。





[文:ツナグ働き方研究所(https://tsuna-ken.com/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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平賀充記(ひらが・あつのり)

ツナグ働き方研究所 所長
1988年リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)に入社。「FromA」「FromA_NAVI」「タウンワーク」「とらばーゆ」「ガテン」などリクルートの主要求人媒体の全国統括編集長を歴任。 2014年株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役に就任。2015年ツナグ働き方研究所を設立、所長に就任。2019年よりツナググループ・ホールディングス エグゼクティブフェロー就任。著書に『非正規って言うな!』『サービス業の正しい働き方改革・アルバイトが辞めない職場の作り方』(クロスメディアマーケティング)、『パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド』(かんき出版)、『なぜ最近の若者は突然辞めるのか』(アスコム)。

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