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「可能性15%」でも消えない鈴木誠也のトレード説――デッドラインを前に交差する各球団の思惑

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 実際、現地メディアからはメジャー通算87勝を誇るマリナーズのベテラン右腕ルイス・カスティーヨと鈴木を軸とした交換トレードを提案する声もある。外野陣の攻撃力強化へのモチベーションが高いのはフィリーズ。カブスの補強ポイントである投手陣でトレード要員になりそうな選手は特に見当たらないが、それでも「第3のチーム」を巻き込んで三角トレードを仕掛けることも考えられる。

 球界全体で「右の強打の外野手」が希少価値になっていることも、トレード説の裏付けの一つとなっている。ジェド・ホイヤー編成総責任者が「機を見るに敏」とばかりに鈴木放出に動けば、普段よりも有利な取引をまとめられるはず、というわけだ。一方で、鈴木は全29球団に対するトレード拒否権を持っており、球団間の交渉で合意に達しても、本人の意向で移籍が流れる可能性も十分にある。

 上述したように、「現時点で」鈴木のトレードが実現する可能性は低い。だが、まったく予想外の選手が急転直下、トレードされることも珍しくないのがメジャーリーグだ。「買い手」と「売り手」、そして移籍市場の状況は刻一刻と変化する。鈴木の動向も、アメリカ東部時間の8月3日午後6時のトレード期限ギリギリまで予断を許さない。

[文:久保田市郎]

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