巨人・坂本勇人が来季完全復活できる3つの理由
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その肉声は最後まで聞くことが出来ませんでした。
11月23日に東京ドームで行われた「ジャイアンツ・ファンフェスタ2022」。坂本勇人選手はファンとハイタッチするなどふれあう機会こそありましたが、マイクを握ってのあいさつなどは行われませんでした。
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8年間担ったキャプテンの座を「卒業」し、岡本和真内野手へと「継投」する大事な一日。本来なら、一言あってもよかったとも思うのですが-。
「例の女性問題が尾を引いているのではないでしょうか」
そう語るのはスポーツ紙の巨人担当記者です。
「9月にあの件が報じられて以降、坂本選手がオープンな場で発言する機会は、ほとんど見なくなりました。本人も昨季はケガによる離脱もあり、83試合の出場にとどまり、打率こそ2割8分6厘と意地を見せましたが、5本塁打、33打点とこの2部門ではレギュラー定着以降、最低の成績になりました。しかし、来季に復活する可能性は十分あると見ています」
そして、その根拠を3つ挙げるのです。
(1)松田宣浩の加入
ソフトバンクから移籍した「熱男」と坂本選手は侍ジャパンで同じ釜の飯を食い、三遊間を守った間柄。互いの野球観を理解して、リスペクトする関係にあります。
「松田選手は来年5月に不惑を迎えますが、そんなの関係なく、劣勢でも声を出してベンチを盛り上げる。先輩の小久保さんや川崎さんらの背中を見て育ったので、闘う姿勢が染みついているんです。そんなマッチに坂本選手が刺激を受けないわけがない。初心を思い出し、フレッシュな気持ちで臨むでしょう」