1試合の47%は徒歩で、全力疾走も平均2.7回 異質な数値でも見抜けない“歩く”メッシが「不世出」である理由【W杯】
試合中に歩いていても結果を出し、仲間からの揺るぎない信頼を集めるメッシ(C)Getty Images
名将ペップも認めた「歩くメッシ」
無論、このギャップの中でプレーできるのは、メッシだからこそだ。かつてバルセロナで彼を指導した名将ジョゼップ・グアルディオラは、『Amazon』で制作されたドキュメンタリー番組「This is Football」で「レオ(メッシ)が歩くところは、私の一番好きなところなんだ」と語っていた。
「彼はゲームから外れてしまったわけではない。ちゃんと参加している。ああやって、頭を右、左、左、右と動かしながら、彼はずっと働いている。そうやって、これから何が起こるのかを正確に理解しようとしているんだ。確かに彼は走らない。だけどね、ピッチ上で起きている事をしっかり捉えている。
そうして、相手の弱点を嗅ぎ付ける。そして5〜10分も見定めたら、彼の頭の中には明確なマップができ上がっている。それはどこにスペースがあるのか、どうやったら点に繋がるかっていう全体像をつかむためのマップだ。まさにピッチというジャングルの中でサバイブする方法を手にするんだよ」
もちろん、守備負担を軽減させている周囲のフォローがあってこその活躍であり、チーム全体の理解を得られなければ、成り立たない。しかし、それが前提条件にあったとしても、得点を取り続けて真価を証明するメッシはやはり不世出の存在だと言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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