「投げていたら勝っていた」――現役MLB戦士の模擬投票でカブス外野手に完敗 MVPの“大谷不適格論”を強くさせる打者専任の価値
まさに走攻守の三拍子が揃ったクロウ=アームストロング(C)Getty Images
大谷を推した選手たちは「あんな選手は他にいないだろ?」と異論
やはり大谷の場合は「投げていたら勝っていた」と考える選手は少なくない。ホワイトソックスのトレバー・リチャーズは、こう断言している。
「クロウ=アームストロングは衰えを全く見せていないし、おそらくメジャーリーグ全体でも最高の守備力を持っている。彼は本当に完璧な選手だよ。それは間違いない。今季に関しては40本塁打、40盗塁も達成する可能性があるんだからね」
一方で大谷の受賞を根強く推す選手たちがいるのも事実だ。「ショウヘイだ」と語ったホワイトソックスの捕手ドリュー・ロモは、その理由を端的に論じた。
「彼は最も価値のある選手だよ。あんな選手は他にいないだろ? 彼は野球界で史上最高の選手だからね。もちろん、MVPは『今年』の話をする賞だと分かっているけど、俺はオオタニこそが最高の選手だと思うんだ。前半戦のマウンドで見せた投球だけで彼は十分だった」
また、「僕はPCAを選ぶ」としたレッズの中継ぎ投手であるエミリオ・パガンは、大谷が受賞する“条件”を考えている。
「もしも、オオタニがレギュラーシーズン中に再び登板し、終盤戦で1試合5~7イニングを投げられるなら話は違ってくる。それは凄まじいことだ。僕はミネソタ(・ツインズ)にいた頃、監督のロッコ・バルデッリと似たような議論をしたことがある。オオタニとジャッジの議論だ。
当時のジャッジは球界最高の守備力を持つ右翼手だった。ロッコは、『ジャッジの守備WARとオオタニの投球WARを比較する必要がある』と言った。そして、打撃力が同等であれば、そうやって比較できるんだ。そういう意味で、今はPCAを選ぶ」
大谷は投打二刀流をやってのけるからこそ、「MVP」にふさわしい――。現役のメジャーリーガーたちの多くは、そう考えている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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