ベッツは長いトンネルを抜けたのか OPS急落の現実と苦悩の告白「分からない」 本拠地での一発は“反撃の予兆”に
昨季は東京シリーズ遠征中に体調不良で体重が激減、今季も右脇腹痛で4月5日から約1か月の離脱と、開幕直後にアクシデントに見舞われたことの影響もあるだろう。だが、当代きってのオールランド・プレーヤーもすでに33歳。そろそろ「衰え」というキーワードがちらつくタイミングでもあるだけに、ファンやメディアがざわつくのも無理はない。
だが、苦しい胸の内を明かしてふっきれたのか、そこからベッツは徐々に調子を上げていった。
翌5日のカブス戦では4安打。さらに11日のロイヤルズ戦では、2回に低い弾道のライナーで左翼ポール際に飛び込む14号アーチ。ドジャー・スタジアムでは実に6月24日以来となる一発に、地元ファンは大きく湧いた。さらに、7回には左中間へ二塁打を放つと、8回裏には二死満塁からライトへ運ぶ同点タイムリー。3安打の活躍でチームの逆転勝ちに貢献した。
「チームの『W』(=勝利)に貢献できてうれしい」
試合後、ベッツは安堵の表情を浮かべながらそう語った。苦しみ抜いた男は、ようやく長いトンネルの出口を見つけたのか。チャンピオンリングをすでに4つも手にしている勝負師の復活に期待が集まる。
[文:久保田市郎]
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